借入利息を比べるときは、広告の「月々の返済額」だけでなく、年利・残高・借入日数・返済後の残高を並べます。返済額の全額が元本の返済になるわけではありません。
30日分の利息を計算する
残高が期間中変わらず、年365日で計算する契約を仮定すると、利息は「残高×年利÷365×日数」です。
10万円を年15%で30日借りる例では、100,000×0.15÷365×30=1,232.876…円。円未満切り捨てなら1,232円です。金利15%は仮定で、特定の商品の提供条件ではありません。閏年の日数や借入日の算入・端数処理は契約で確認します。
返済すると次の利息の基礎が変わる
上の例で10,000円返済し、手数料がなく利息1,232円を先に払う契約なら、元本返済は8,768円、残高は91,232円です。次の30日も同じ年15%なら、利息の目安は91,232×0.15÷365×30=1,124.778…円です。
このように残高が毎回変わると、「最初の元本×年利」だけでは総利息を求められません。追加借入、手数料、返済日が動くと計算し直しになります。
上限金利は元本額で異なる
利息制限法の上限は、元本10万円未満が年20%、10万円以上100万円未満が年18%、100万円以上が年15%です。「100万円未満は全て20%」ではありません。遅延損害金は通常利息と別の条項を確認します。
無利息期間がある商品では、起算日が契約日なのか初回借入日なのか、対象残高、期間終了後の金利、対象者条件を読んでください。常にキャンペーンがあるとは限りません。
契約前に一枚にまとめる項目
借入額、年利、返済日、最低返済額、返済回数、利息総額、手数料、繰上返済の条件を記録します。返済額が小さいと返済期間が延びやすくなりますが、それだけで利息が必ず元本に組み入れられる「複利」になるわけではありません。
ローン計算は毎月一定条件で返す比較用の概算です。日割りキャッシングの契約をそのまま再現するものではありません。返済が難しい場合は新たな借入で埋める前に、金融庁が案内する相談窓口等へ相談してください。