社会保険・年金

国民年金の掛け方を徹底解説!保険料と受け取り方

国民年金の掛け方をわかりやすく解説。保険料の計算方法、受け取り方、老齢年金の額の計算方法を理解して、自分の年金を把握しましょう。

計算ツール編集部
公開日:

国民年金の掛け方を徹底解説!

「国民年金ってどうやって掛けるの?」「保険料はいくらかかるの?」「老齢年金はいくらもらえるの?」

国民年金は、日本の年金制度の基礎となる制度です。全員が加入する義務がありますが、その仕組みを理解している人は意外と少ないかもしれません。

この記事では、国民年金の掛け方をわかりやすく解説します。保険料の計算方法や老齢年金の額の計算方法を理解すれば、自分の年金を把握できるようになります。

国民年金とは?

国民年金は、20歳以上60歳未満のすべての人が加入する義務のある年金制度です。老齢時の生活を保障するための基礎的な年金です。

国民年金には以下の3つの被保険者がいます。

被保険者区分対象
第1号被保険者会社員以外の人(個人事業主、専業主婦、失業者など)
第2号被保険者会社員(厚生年金に加入している人)
第3号被保険者第2号被保険者の配偶者(専業主婦など)

国民年金の保険料

国民年金の保険料は、定額です。

第1号被保険者の保険料

第1号被保険者の保険料は、月額で定額です。

令和8年度(2026年度)の保険料:

  • 月額:16,590円
  • 年額:16,590 × 12 = 199,080円

保険料は毎年改定されます。令和8年度は前年度から約1.6%増加しています。

第2号被保険者の保険料

第2号被保険者(会社員)は、厚生年金保険料の一部が国民年金の保険料として扱われます。

厚生年金保険料は、標準報酬月額 × 9.15%(個人負担分)で計算されます。このうち、国民年金部分は標準報酬月額 × 4.95%、厚生年金部分は標準報酬月額 × 4.2%となっています。

第3号被保険者の保険料

第3号被保険者は、自分で保険料を支払う必要がありません。配偶者(第2号被保険者)の保険料の一部が代わりに支払われます。

保険料の免除と減額

所得が一定以下の場合、国民年金の保険料が免除または減額される場合があります。

免除制度

以下の条件を満たす場合、保険料が免除されます。

免除区分条件免除率
全額免除世帯の所得が一定以下100%
3/4免除世帯の所得が全額免除の条件を満たさないが、一定以下75%
半額免除世帯の所得が3/4免除の条件を満たさないが、一定以下50%
1/4免除世帯の所得が半額免除の条件を満たさないが、一定以下25%

免除を受けても、年金を受け取ることはできます。ただし、免除期間は年金額の計算に影響する場合があります。

老齢年金の額の計算

老齢年金の額は、以下の要素から計算されます。

1. 基礎年金

基礎年金は、国民年金の加入期間に応じて計算されます。

計算式:

  • 基礎年金月額 = 額改定後の基礎年金額 × 加入月数 ÷ 480

額改定後の基礎年金額:

  • 令和8年度(2026年度)は月額67,500円

例:加入期間が40年(480ヶ月)の場合

  • 基礎年金月額 = 67,500 × 480 ÷ 480 = 67,500円

2. 厚生年金

厚生年金は、会社員として働いた期間に応じて計算されます。

計算式:

  • 厚生年金月額 = 平均標準報酬月額 × 0.55% × 加入月数

例:平均標準報酬月額が30万円、加入期間が20年(240ヶ月)の場合

  • 厚生年金月額 = 300,000 × 0.0055 × 240 = 396,000円

3. 老齢年金の合計

老齢年金の合計は、基礎年金と厚生年金を足し合わせた金額です。

例:基礎年金67,500円、厚生年金396,000円の場合

  • 老齢年金月額 = 67,500 + 396,000 = 463,500円

年金の受け取り方

年金の受け取り方は以下の通りです。

1. 受け取り開始年齢

老齢年金の受け取り開始年齢は、以下の通りです。

生年月日受け取り開始年齢
1948年4月1日以前生まれ60歳
1948年4月2日〜1953年3月31日生まれ60歳〜65歳(段階的に引き上げ)
1953年4月1日以降生まれ65歳

2. 早めに受け取る場合

65歳より早く年金を受け取ることができます。ただし、年金額が減額されます。

減額率:

  • 60歳から受け取る場合:約30%減額
  • 61歳から受け取る場合:約24%減額
  • 62歳から受け取る場合:約18%減額
  • 63歳から受け取る場合:約12%減額
  • 64歳から受け取る場合:約6%減額

3. 遅く受け取る場合

65歳より遅く年金を受け取ることもできます。その場合、年金額が増額されます。

増額率:

  • 66歳から受け取る場合:約6%増額
  • 67歳から受け取る場合:約12%増額
  • 68歳から受け取る場合:約18%増額
  • 69歳から受け取る場合:約24%増額
  • 70歳から受け取る場合:約30%増額

国民年金の注意点

1. 加入期間が短いと年金が少なくなる

国民年金の加入期間が短いと、基礎年金の額が少なくなります。できるだけ長く加入することが重要です。

2. 保険料の未納は年金に影響する

国民年金の保険料を未納にすると、年金額の計算に影響する場合があります。必ず期限までに支払うようにしましょう。

3. 厚生年金との併合

会社員は厚生年金に加入しているため、国民年金と厚生年金が併合されます。年金額は国民年金部分と厚生年金部分を合計した金額になります。

まとめ

  • 国民年金は20歳以上60歳未満のすべての人が加入する義務がある
  • 第1号被保険者の保険料は月額定額(令和8年度は16,590円)
  • 老齢年金の額は加入期間と保険料の支払い状況に応じて計算される
  • 基礎年金は加入月数 ÷ 480 × 額改定後の基礎年金額
  • 厚生年金は平均標準報酬月額 × 0.55% × 加入月数
  • 年金の受け取り開始年齢は60歳〜65歳(生年月日によって異なる)

自分の社会保険料がいくらになるか知りたい方は、社会保険料計算器でチェックしてみてください。

当サイトの情報は参考値であり、正確性を保証するものではありません。実際の手続きや判断は、税理士・社会保険労務士などの専門家、または役所の公式情報をご確認ください。

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よくある質問

国民年金の保険料はいくらですか?

国民年金の保険料は月額で定額です(令和8年度は16,590円)。ただし、所得に応じて免除または減額される場合があります。

老齢年金はいくらもらえますか?

老齢年金の額は、加入期間と保険料の支払い状況に応じて計算されます。加入期間が長いほど、もらえる年金額が多くなります。

国民年金は誰が加入するのですか?

国民年金は20歳以上60歳未満のすべての人が加入する義務があります。会社員は厚生年金に加入しているため、国民年金と厚生年金が併合されます。