国民健康保険料はいくら?計算方法と制度を徹底解説
会社を退職したり、自営業になったりすると、国民健康保険 に加入する必要があります。
「国保料っていくらかかるの?」「どうやって計算されるの?」と気になる方は多いでしょう。
この記事では、国民健康保険料の計算方法や金額の目安、負担軽減制度までわかりやすく解説します。
国民健康保険とは?
国民健康保険は、会社の健康保険に加入していない方が加入する公的な健康保険 です。
- 自営業者・フリーランス
- 無職の方
- 退職後の方
- 学生(一定の条件あり)
加入すると、病気やケガの医療費が自己負担3割になります。
国民健康保険料の計算方法
国民健康保険料は、所得割 と 均等割 の合計です。
国保料 = 所得割 + 均等割
所得割とは?
所得割は、前年の所得金額に応じて計算される保険料 です。
所得割 = 前年の所得 × 保険料率
保険料率は自治体ごとに異なります。東京都の場合、令和7年度は以下の通りです。
| 所得区分 | 保険料率 |
|---|---|
| 一般世帯 | 8.5% |
| 高齢者世帯(65〜69歳) | 3.5% |
| 高齢者世帯(70歳以上) | 2.5% |
均等割とは?
均等割は、世帯員数に応じて一律に課される保険料 です。
均等割 = 世帯員数 × 一人あたりの均等割額
一人あたりの均等割額も自治体ごとに異なります。東京都の場合、令和7年度は以下の通りです。
| 区分 | 均等割額(月額) |
|---|---|
| 一般世帯 | 約2,000円 |
| 高齢者世帯 | 約1,000円 |
年収別の国保料の目安
東京都の場合を例に、年収別の国保料の目安をまとめました。
一般世帯(世帯員2人)
| 年収 | 所得割(月額) | 均等割(月額) | 合計(月額) | 合計(年額) |
|---|---|---|---|---|
| 100万円 | 約7,080円 | 約4,000円 | 約11,080円 | 約133,000円 |
| 200万円 | 約14,170円 | 約4,000円 | 約18,170円 | 約218,000円 |
| 300万円 | 約21,250円 | 約4,000円 | 約25,250円 | 約303,000円 |
| 400万円 | 約28,330円 | 約4,000円 | 約32,330円 | 約388,000円 |
| 500万円 | 約35,420円 | 約4,000円 | 約39,420円 | 約473,000円 |
高齢者世帯(65〜69歳、世帯員2人)
| 年収 | 所得割(月額) | 均等割(月額) | 合計(月額) | 合計(年額) |
|---|---|---|---|---|
| 100万円 | 約2,920円 | 約2,000円 | 約4,920円 | 約59,000円 |
| 200万円 | 約5,830円 | 約2,000円 | 約7,830円 | 約94,000円 |
| 300万円 | 約8,750円 | 約2,000円 | 約10,750円 | 約129,000円 |
正確な金額は国民健康保険料計算器で確認できます。
負担軽減制度
国民健康保険料は、所得が少ない方や高齢者には負担軽減制度があります。
1. 所得割の上限
所得割には上限が設けられています。所得が高くても、ある金額以上は課されません。
東京都の場合、一般世帯の所得割上限は月額約35,420円です。
2. 高齢者割(65歳以上)
65歳以上の高齢者は、保険料率が低くなる「高齢者割」の適用を受けられます。
| 年齢 | 保険料率 |
|---|---|
| 65〜69歳 | 3.5% |
| 70歳以上 | 2.5% |
3. 低所得者の減免制度
所得が一定額以下の場合、国保料が減額または免除されます。
| 減免区分 | 減免割合 | 所得基準(目安) |
|---|---|---|
| 全額免除 | 100% | 生活保護受給者など |
| 3分の2減免 | 約67% | 世帯年収約120万円以下 |
| 半額減免 | 50% | 世帯年収約180万円以下 |
| 3分の1減免 | 約33% | 世帯年収約240万円以下 |
減免の申請は、お住まいの市区町村で行います。
4. 70歳以上の特別制度
70歳以上で所得が一定額以下の場合、「後期高齢者医療制度」に加入します。この制度の保険料は、さらに軽減されます。
国保料の支払い方法
国民健康保険料は、以下の方法で支払います。
1. 口座振替
銀行口座から自動的に引き落とされます。手間がかからず便利です。
2. クレジットカード
クレジットカードで納付できます。ポイントがたまるメリットがあります。
3. 納付書
送られてくる納付書を使って、銀行・郵便局・コンビニで支払います。
4. スマートフォン決済
e-Taxアプリなどでスマホ決済ができます。
国民健康保険と会社の健康保険の違い
| 項目 | 国民健康保険 | 会社の健康保険(協会けんぽ) |
|---|---|---|
| 加入対象 | 自営業・無職など | 会社員 |
| 保険料 | 自己負担全額 | 会社と折半 |
| 医療費負担 | 3割(一般) | 3割(一般) |
| 家族の追加 | 保険料が増える | 保険料が増えない |
会社の健康保険の方が、家族を追加しても保険料が変わらない点がメリットです。詳しくは社会保険料計算器で確認できます。
まとめ
- 国保料は「所得割+均等割」で計算
- 所得割は前年の所得 × 保険料率
- 均等割は世帯員数 × 一人あたりの額
- 高齢者や低所得者は負担軽減制度がある
- 自治体ごとに料率が異なるので注意
国保料の正確な金額は、お住まいの市区町村に確認するか、国民健康保険料計算器でシミュレーションしてみてください。