加入先を確認する
勤務先の健康保険と国民健康保険は、保険料が安い方を自由に選べる制度ではありません。勤務条件等で被用者保険の加入対象となる場合は勤務先で手続きします。自営業者などで他の医療保険に加入していない人は、原則として住所地の国保等の対象です。75歳以上は後期高齢者医療制度が原則で、年齢等による例外もあります。
| 確認点 | 勤務先の健康保険 | 市区町村の国保 |
|---|---|---|
| 保険料の主な基礎 | 標準報酬月額・標準賞与額、加入先の料率 | 前年所得、加入人数、自治体の年度別方式 |
| 家族の扱い | 条件を満たせば被扶養者に認定 | 被扶養者という仕組みはなく、加入者ごとに算定要素がある |
| 負担 | 協会けんぽでは原則労使折半 | 原則として加入世帯が負担 |
医療費と休業中の給付を分ける
高額療養費など共通する仕組みはありますが、負担割合や限度額は年齢・所得等で変わります。すべての人が一律3割負担とは限りません。
傷病手当金は、被用者保険の被保険者本人が業務外の病気・けがで働けず、給与を十分に受けられない場合等の給付です。連続3日の待期後、4日目以降が対象になり、同じ傷病について支給開始日から通算1年6か月が上限です。家族として扶養されているだけでは本人向けの給付を受けられません。
出産手当金も、被保険者本人の出産に伴う休業と給与の状況等が条件です。出産した人に広く支給される出産育児一時金とは別です。市区町村の国保には、通常、被用者保険と同じ傷病・出産手当金の法定給付はありません。独自給付は加入先へ確認します。
退職・転職時の確認手順
資格喪失日、新しい勤務先の資格取得日、家族の被扶養者になれるか、任意継続の条件と申請期限、国保の見積額を確認します。保険料を払えない場合は放置せず自治体に相談してください。