比較する条件をそろえる
借入額、期間、金利、返済方法、ボーナス払い、手数料をそろえないと、月額の大小だけでは比較できません。広告の最低金利が自分にも適用されるかは、金融機関の条件を確認します。この記事の金利は計算例で、現在の募集金利を示すものではありません。
元利均等と元金均等の違い
| 方法 | 月々の特徴 | 同じ固定金利・期間での比較 |
|---|---|---|
| 元利均等 | 金利が変わらなければ元金と利息の合計が原則一定 | 当初の負担は比較的小さく、元金の減りが遅い |
| 元金均等 | 元金部分が一定で、利息部分が減る | 当初の返済額は大きいが総利息は少なくなる |
変動金利では、元利均等でも金利・返済額の見直しがあります。「均等だから35年間ずっと同額」とは限りません。
3,000万円・35年・年1.5%の例
月利を1.5%÷12、返済回数420回、金利一定、ボーナス・手数料なしとして計算します。
| 比較 | 元利均等 | 元金均等 |
|---|---|---|
| 初回返済額 | 約91,855円 | 約108,929円 |
| 最終回返済額 | 原則同額(端数調整あり) | 約71,518円 |
| 総返済額 | 約3,858万円 | 約3,789万円 |
元金均等の初回は、3,000万円÷420回+3,000万円×1.5%÷12です。実際の契約では円単位の処理、日割り、手数料等で差が出ます。ローン返済計算器で自分の条件を比較できます。
金利タイプで確認すること
- 全期間固定:固定される期間と、実行時に適用される金利。
- 変動:金利と返済額の見直し時期、上昇時の処理。
- 固定期間選択:固定期間終了後の金利・優遇幅・再選択の条件。
いわゆる5年ルール・125%ルールは、すべての商品にある制度ではありません。また、返済額の上昇を抑えるルールがあっても、利息の発生自体がなくなるわけではありません。
月額だけでなく家計の余裕を試す
現在の条件に加え、金利が1〜2ポイント上がる仮定、収入が減る仮定でも試算し、住居の税金、管理費、修繕費、保険料を加えます。審査上借りられる額と、家計で無理なく返せる額は別です。
繰上返済は利息を減らす一方、手元資金が減ります。期間短縮型と返済額軽減型、手数料、住宅ローン控除への影響を確認します。特定の年収や勤続年数を満たせば審査に通る、保証会社を使えば審査が緩くなる、と一律には判断できません。