アカウントを守るためにまず確認するのは、他のサービスと同じパスワードを使っていないか、重要なメールや決済アカウントに追加の認証があるかです。複雑に見える文字列でも、使い回すと一つの漏えいが別のサービスへ広がります。
サービスごとに長いランダム文字列を作る
当サイトのパスワード生成は、初期設定16文字でブラウザ内の暗号学的乱数を使います。利用先が許す長さ・文字種を確認して生成し、サービスごとに別のものを保存してください。4桁などの短い設定は、一般のアカウントを守るパスワードには適しません。
NISTの2025年版SP 800-63B-4は、単一要素のパスワード認証では検証側に最低15文字を求め、文字種の混在を一律強制するルールを求めていません。これは認証システム向けの基準で、15文字にすればあらゆる被害を防げるという保証ではありません。
人名・誕生日・連番・辞書語の単純な置換は避けます。例文として公開されているパスフレーズをそのまま使うことも避けてください。
生成した後の保管と復旧も決める
パスワード管理ツールを使う場合は、保管庫を守る認証と復旧手段を設定します。生成した文字列は、変更画面に入力する前に保存できているか確認します。共有端末のクリップボード履歴・画面共有・スクリーンショットに残すことにも注意してください。
当サイトは生成したパスワードの保管や復旧を行いません。生成した文字列を検索欄や問い合わせメールへ貼り付ける必要はありません。Base64は誰でも戻せる符号化で、秘密を安全に保管する暗号化ではありません。
多要素認証・パスキーを設定する
まずメール、決済、パスワード保管庫を優先します。対応サービスではパスキーやセキュリティキーも選択肢になります。認証アプリのワンタイムコードやSMSも追加保護になりますが、偽サイトにコードを入力させる攻撃まで防げるわけではありません。
「二段階」と「二要素」は常に同じではありません。パスワードと別の秘密の質問は、どちらも知識という同じ種類の要素です。ログイン通知や復旧用コードの管理も確認します。
漏えいの疑いがあるとき
公式アプリや自分で確認した正規URLからパスワードを変え、ログイン履歴・登録メール・復旧方法を確認します。使い回した先も別々のものへ変更します。単に末尾の数字だけを変えて対応しないでください。
定期的に機械的な変更を繰り返すより、使い回しや漏えいしたものを解消し、不審なログインがないか点検することを優先します。パスワードが長くても、端末の侵害や偽の認証要求など全ての脅威を防げるわけではありません。